最後の送信
今日は独りぼっちの散歩をした。
一人は大丈夫。彼が遠くで応援してくれたから。
でも独りは本当に悲しい。
悲しくて、途中でベンチがあったので、そこに座った。
カップルでバスケをしている人がいて、それをボーっとみていた。
とうとう涙がでてきてしまった。
彼に会いたい。でも私は彼がもう会いたくない女なんだと思うと、自分がだめな人間でどうしょうもなくなった。
もう彼にメールをうっていた。
「スキーにも一緒にいってあげたかった。彼ともっと一緒にいてあげたかった。どんな事をしてももっと笑わせてあげたかった。
私はたくさん笑っていたけど、彼はそれをみて、にこにこするだけだった。もっと大笑いしてほしかった。
遠距離でつらい思いしたんだとかそうじゃなくても私の冷たい態度に耐えてたんだって思うと苦しくて、
私は思いやりにかける人間で、こんなに人を傷つけるのならもう、
(他の男の人を)好きになりたくない。」
とメールを入れてしまいました。
本心だったけど、まだ甘え癖が残っていたのかもしれない。
返事を期待している自分もいるし、返事がくるのも恐かった。
数時間して彼から「最後の送信」とメールが送られてきました。
最後・・・もう彼からメールが来ないんだね。待てないんだ。
彼は
「確かに笑っていなかったかもしれないけど、楽しかった。
だからそういうふうに付き合っていた事全てを否定しないでください。」
って書かれていて、涙が出てきた。
それでまた好きになった。
本当はこのメールを読んでもう本当にだめなんだって思った。
けど、彼には「私は負けない」メールを送ってしまった。
もうどうにもならないのに。
でも素直に嬉しかった。それが悔しかった。