今読んでいる本

江国香織さんの「神様のボート」
神様のボート (新潮文庫)

という小説を読んでます。
振られたばっかの時、この本を買いました。


「どこにいてもかならず君を探してみせる」といっていなくなった恋人にあうため転々と旅をする母と子。
神様のボートにのるといくら離れていてもいつかちゃんと会うことができるとかいうことなんだけど、(実際ボートにはのってないですよ)もう数年あってない恋人の事を思い続け、母親の時間はとまったまま。


最初はそれが素敵だなぁって思ってたんだけど、
読みすすめていくうちにその母親の閉ざされた時間に恐怖を覚えました。


結局結末を見たくなって、最後のページをみてしまいました。
どうなったかは秘密ですけどね。
私は閉ざされた時間の中で生きるのは自信がないなぁ。
ちょっとずつ時計は動かさなきゃって思いました。