卵巣脳腫

「お嬢さんの病気は『卵巣嚢腫』でしょう」と先生は言いました。


「らんそうのうしゅ?」
聞きなれない病気に私はもう大パニックになり、内診室で足を広げたまま半べそをかいていました。
かなりまぬけ。


私も医学のことはよくわからないし、先生の話でしか説明を聞いていないので、はっきりこうだ!という説明ができませんが
私のタイプの病気は卵巣に血液が溜まるというものだそうです。人によっては卵巣内に髪の毛やら歯が生えていることも
あるそうです。ゲゲゲの鬼太郎の中の世界のようですが、本当らしいんです。


どうしてたまるかというのはよくわからないらしいです。
まぁ、毎月くる「生理」の血液が一部卵巣の方に逆流しちゃったみたいです。
で、片側卵巣は10数センチに腫れ上がってしまっていたのです。(片側も5.6cmくらいは腫れていたと思う)
普通、卵巣は親指の第一関節分・子宮はにわとりの卵くらいと言われています。
それが10数センチというのはかなり異常。


「小さければここでもできるんだけど、うちは町医者だからね、大学病院で手術が必要でしょう」と先生は言います。
手術・・・という言葉でもうこの世の終わりのような気分になってしまいました。もう、びーびーないていました。
だって、今の今まで手術なんてしたことなかったんですから