山口母子殺害事件のニュース

私が数年前に買って読んだ本「天国からのラブレター」で知った「山口母子殺害事件」本を読んだせいか、この事件のニュースを見ると気になってしまう。


山口県に住む母子宅に「ペンチを貸してください」とかっていって家にはいり、
欲求を満たすためには殺した方が早いとかいって、泣き叫ぶ赤ちゃんをも叩きつけて命を奪ったというひどい事件。


たしか、殺された赤ちゃんは生きていればもう小学生じゃないかしら。
同じく亡くなった弥生さんと幸せな生活を送っていたかもしれないのに。
弥生さんは筆まめな方で、ご主人の洋さんと交際している時から、事件当日までノートや手紙を書き記していたそうです。(その手記が「天国からのラブレター」)


本当に悲しいのは夕夏(ゆうか)ちゃんが初めて覚えた言葉が「イタイ」だったこと。


元少年がたたきつけた夕夏ちゃんが発した言葉は「イタイ」だったかもしれない。
そう思うと悲しいし、赤ちゃんを見たとき、命を奪おうと思った犯人の心の中が知りたい。
ただ、自分の欲求を満たすだけのためになぜそこまでする必要があったんだろう。


そんなんしたかったら、いかがわしい店にでも行けばいいんじゃん?
だいたい、タレントさんとかのブログをみたりして思うけど、トラックバックとかコメントとかひどいもんだよねー。知らない人からいかがわしいコメントついてたりさ。


そういう文化も悪影響だよね。
自分のあたまんなかの理想と現実のギャップがわかる人なら別に私は「いかがわしいもの」に対して完全否定はしないけど、それができない人は利用をしてはいけないと思う。
でもそんなん線引きができないから、それはその人の人格を形成するのに携わる人がきちんと教育してあげないといけないんだろうな。


元少年は「悪人のままで終りたくない」といったそうだ。


被害者のご主人の本村洋さんは外国で死刑囚にあって、話をしたそうで、
「死刑を言い渡されてから人の心を取り戻した」
という話を聞いたそうだ。


私はなんとも言えないけど、「悪人のままで終りたくない」のなら
自分の与えられた時間の中で自分なりの善人の姿を被害者に見せるべきだと思う。


少年犯罪事件が今はよくテレビで目にすると、ホントに日本の未来は大丈夫かと不安になる。