お線香をあげに

お線香をあげにいってきました。
遺影は最近とられた写真のようでめちゃくちゃいい笑顔で、
・・・・っていうか生きてるかのようだった。


うちは無宗教だから、ちっちゃいときから
「人が死んだらどうなるとか死んだことないからわかんないけど、
死の世界なんてなくて、魂とか関係ない、死んだら最後」


だからこそ、後がない人生なんだから、後悔なく、命を大事に
と教えられてきた。
生まれ変わりはあっても、そんときは前の記憶なんてしらないしー。
というかなりアバウトなちぃ家家訓なんだけど。


パートさんは生涯現役で、仕事をしたり、菜園をやったりして、
一生懸命生きて、仕事の事で「バイトが来ない!」って怒ってたと奥様がおっしゃってたんだけど、
きっと、バイトくんがこなくてちょっと寂しかったんじゃないかしら。

なんか遺影の笑顔をみて、そういうチャーミングな所あったなぁ、って思い出した。
そうやって故人の事をみんなで思い出してあげる事で魂を作り上げて
死後の世界も作り出しているんじゃないかしら
なんてなんて勝手に解釈したりして。


だから、そういう死後の世界っていうのは残された人たちが故人を忘れないためのものであって、故人には関係のない(ちょっと冷たい言い方だけど)話なのかなぁ。


お線香をあげながら思った。
「後悔をしない人生、私は今何をすべきですか?」