入院生活1

翌日も何回か起きては強い眠気ですぐ寝てしまう。

その繰り返しでお昼くらいまで寝ていました。
途中途中に看護婦さんがきて、検温やら痛み止めの薬を飲んだりしてだいぶいたみも取れてきました。


私は「早く元気にならなきゃ」という気持ちで他に考える余裕がありませんでした。
経過は順調で食事もできるようになり、自分でトイレに行く事もできるようにまでなりました。


周りの人とも話をするようにもなりました。
最初に怖そうだなぁと思っていたSOさんはこの病室の主だそうで、悪性腫瘍で長期入院をしています。
ずっと点滴をしていて「あぁぁ・・・ごはんがくいたいよぉ」と言っていました。


言葉は乱暴だけど、病気に対して「負けるもんか」というのが伝わってきます。尊敬!
私にやさしい言葉をかけてくれたSUさんはもうすぐ退院のようで、私にちょくちょく声をかけてくれます。
私の隣にはもうお年を召したおばあちゃん(Fさん)がいました。もう91歳なのに、全然ボケていません。
きんさんぎんさんの「きんさん」のような人です。
しばらくして、逆隣には子宮筋腫の手術をするという奥さんがいて、お話相手になってくれました。