手術当日

担当医の先生に
「部屋は6人・3人・1人とあるけど、どこがいい?」といわれ、6人部屋にしてもらいました。


6人だと無料ということもあるし、6人もいればお話とかして気がまぎれるかなと思ったからです。


「6人部屋はちょっとうるさいかもしれないけど」
と言われて
「?誰かうるさい人でもいるんですか?」
と私が言ったら、
「行けばわかると思うけど(笑)」と先生。
一般病棟へ移動して、その意味がわかりました。


一人うるさそうなおばちゃん(SOさん)がいたのです。私の目の前に。看護婦さんに「注射はいやだね」といって急にヒステリーを
起こしたりしていたので、「あぁ、3人部屋にしてもらおうかな?」と本気で考えてしまいました。
これから先が思いやられるなぁ・・・


と、そこに当直の先生が。
「ねじれていました!3時から手術するよ」
と言われ、ねじれていたショックと手術という言葉が
怖くなって泣き出してしまいました。
そこにやってきたのが、斜め前のやさしそうなおばさん(SUさん)でした。
「大丈夫よ。あなたならできるわ。私なんか乳がんと腸閉塞をやったけど、もうこんなに元気よ。
大丈夫。病気に負けないで。」と言われました。


その後看護婦さんがなぐさめてくれて、先生と手術の説明を聞くことになりました。
「手術はお腹を切って、ひとつ卵巣をとって病理検査に出し、一旦手術は終わり。
もし、その卵巣が悪いもの(悪性)だったら、もう一度手術をしてもう片方も取ります。
そうなると、更年期障害がでてきてしまいます。」
ということでした。