トモエさん

うちの部署の私が担当するエリアのパートおじ(い)さんと休憩中話をした。
いつもニコニコかわいらしい。
たまに頑固だからけんかもしちゃうんだけど(苦笑)

今日の話はメタボ・ビッグマウス男がまたヨットの話をし始めたので、
あ、話そらしたいなぁ・・・と思ってたところ、
そのおじ(い)さんが「昔付き合ってた彼女とボートに乗ったことがあったなぁ」
といい始めた。

そういう話が嫌いじゃないので「それは何年前の事ですか?」と聞いたら
40年前という。今の奥様ではなく、その前に付き合ってた人らしい。

しかもその人の名前も当時の住所もしっかり覚えてるの!


名前はまだしも、住所はすごい・・・・


何十通も文通を交わしていたから覚えてしまったという。

お・・・・

オクユカシイ。。。。

通い文ですよ。

恋文ですよ。


あぁぁ、奥ゆかしい。

携帯もメールもなかった時代、会えない時には文通デスよ。


私もメールだけじゃつまらないし、手書きの温かさを伝えたかったから、手紙を書いたことがある。何通か書いたなぁ。

ティーちゃんの封筒で書いたら「恥ずかしいからやめて」って言われたなぁ。

メールは決められたフォントで、漢字も変換してくれるし、楽は楽だけど、
手書きはその人がどんな気持ちで、書いてる時から、切手をはったり、便箋に入れたり、
ポストに入れるところまで想像してしまう。


なんかそういうドキドキが伝わってくるから手紙はいいなぁと思う。
しょっちゅうはかけないけど、気持ちを伝えたい時、自分の字で伝えたい相手に思いをつづるのも素敵かと思います。


ちなみにその人に聞いてみた。

「もし、再会できるとしたら、会いますか?」


「いやー、色んな想いがあるから会わない」


深い。40年は深い。
そういう色んな思いは思いで大事にしたいんだろうなぁ。
そして、やっぱり奥さんが大事なんだろうなぁ。